VIX指数について 今後の動向

VIX指数とは…ボラティリティ指数のことで別名「恐怖指数」とも呼ばれており、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティに基づき算出されています。

基準値は20とされており、VIX指数が20を超えると投資家の不安が高まっていると判断されている。

20を切ると相場の安定を意味しており投資家の不安がなくなってきている状況です。基本的な活用方法としては、株価と逆相関に近い動きをするので、VIX指数が30から40で投資家の恐怖が高まってきた場面が買場になる可能性があります…しかしVIX指数のみでの判断だけではなく他の材料を組み合わせて考える一つの指数として

活用するのがベストだと思われます。

では、現在のVIX指数の週足チャートを確認しましょう。





現在のVIX指数は、15.5~17.5の間にあり相場の安定を示しています。しかし…ボックス相場と考えるならこれからVIX指数は上がり株価の暴落も少なからずあるかもしれません。では、今後はどう動くのか?

このまま低い水準をキープし相場の安定は続くのか?結論は難しいですが…統計的には安定した相場の安定が長続きすることは難しく、私たち投資家は未来の起こりうる可能性を考えて冷静に対処する心構えが必要です。ちなみにVIX指数の最大値はコロナが世界的に広がり始めた…2020年3月です。

VIX指数は85まで跳ね上がり、世界中を恐怖に陥れて投資家の恐怖も過去最大値になりました。

これがその時のチャートです。

この時、個人投資家を含めた全ての投資家、機関投資家…パニック状態になっていました。

私も、とりあえず株式をロスカットし現金比率を高めたのを覚えています。

では…米国代表的な株価指数のS&P500の株価と比べてみましょう。

VIX指数の最大値2020年3月前半から2週間後に底打ちし、株価は大きく反転し暴騰しています。

このようにVIX指数を活用し、株式での利益を狙う事も可能ですね。

では、今回はどうでしょうか?

これからVIX指数安定するのか、わかりませんが…統計的に株価が長期的に安定し、上昇を続ける可能性よりVIX指数が上がりだし株価が短期的に暴落の恐れも考えられますので、これから起こりうる未来に向けて出来る限りの心構えと準備が必要かもしれません。



現金比率を少し上げるのか…売建て(ショート)を入れて、ヘッジをかけて資産を守るのか…。考えさせられる場面であるような気がしています。資産を守りながら少しずつでも増やしていきましょう。私は、今後の短期的な暴落に備えて…個別銘柄の売建てを考えています。現在、個別銘柄の週足チャートを確認し上昇トレンドから下降トレンドに転換している銘柄を選別している段階です。

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